ひな祭り、主役はピーマン

今日はひな祭り。

本来なら、ひな人形、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物。
しかし最近の我が家は、わりと現実路線。

イベントは“気持ち程度”。
でも夕食だけは豪華にしたいと奥様が気合い十分。

娘に「何食べたい?」と聞いたところ――

まさかの

ピーマンの肉詰め。

ひな祭り要素ゼロ。

お内裏様もびっくりのチョイス。

そして料理開始前から、

「ピーマンの肉詰めまだー?」

「まだー?」

「まだー?」

圧がすごい。

ひな祭りというより、肉詰め祭り。

奥様はキッチンで戦闘開始。

ピーマンを切り、肉を詰め、焼き続ける。

その背中は、もはや母ではなく職人。

大量に作ったはずの肉詰め。

フライパン何回戦やったのか分からない量。

しかし――

食卓に出した瞬間、消える。

本当に消える。

さっきまで山だったものが、平地になる。

娘の食欲、経済成長期レベル。

「おかわりある?」

あるけど怖い。

成長期ってすごい。

私の腹の肉は勝手につくのに、
娘の栄養はちゃんと縦に伸びる。

理不尽。

でも、たくさん食べる姿を見るとやっぱり嬉しい。

ピーマンの肉詰めをほおばる娘。

横で「もう無いの?」と焦る私。

これが我が家のひな祭り。

華やかさは控えめ。
でも胃袋は全力。

たくさん食べて、大きくなってください。

そして将来、

「ひな祭りってピーマンの肉詰めだよね?」

と、間違った日本文化を覚えませんように。

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